MENU

海外初進出時に最も大切なこと|海外マーケット開拓カンパニー山本利彦の【勝ち組コラム】

初めての方へ 海外進出の基本ステップ

社長コラム

海外初進出時に最も大切なこと

カテゴリ:市場調査 海外進出について

download

 

例えば
日本で製造した消費材を販売するなど、海外に初めて進出する際
最も重要な事はなんでしょうか?


 
 
 
ターゲットの存在でしょうか?
 
 
 
それとも資金でしょうか?
 
 
 
当社には
海外ビジネス経験がない、という企業からの問い合わせも多いのですが
私どもが最初に考えるのは「現地市場の情報」です。
 
 
 
他にも輸入制度、法律など重要な事は沢山ありますが、
 
 
 
初期段階では、
最も入手しにくいにもかかわらず、最も重要なのは「現地市場の情報」です。
 
 
 
現地市場の事がわからないのでは
その先の戦略を立てようがありませんからね。
 
 
 
特に中小企業が製造する製品はニッチなものが多く、
インターネットの時代といえども
たとえ英語で検索しても統計程度の情報はとることができても
なかなかよい情報には巡り合いません。
 
 
 
では、
その「現地市場の情報」をどうやって得るかということですが
 
 
 
市場調査会社に依頼する、
現地を訪れて実地調査するなど
様々な方法があります。
 
 
 
しかし、日本の調査会社に依頼すると高額なケースも多く
また、現地に闇雲に出掛けることに抵抗を感じる方も多いと思います。
 
 
 
当社の場合、
まず、現地在住の代理店的な活動を行ってくれる
業界に詳しい人物(コンタクト)を探します。
 
 
 
肩書きとしては
コンサルタント、エージェント、コーディネーターと呼ばれる方が多いです。
 
 
 
このようなコンタクトを持つメリットはいくつかあります。
 
 
 
業界経験がある人物と業務委託契約を結び、
そのコンタクトを使って簡単な市場調査を行うことができます。
 
 
 
前述の通り調査会社を使うと、
数百万円と高額になるケースがほとんどで
これから進出する企業にとっては先行投資としては大きすぎるのですが
 
 
 
これらのコンタクトを使って行う簡易市場調査であれば、
50万円から100万円程度で実施できます。
 
 
 
期間も1-2ヶ月程度で終了します。
 
 
 
調査会社が行う本格的な調査レポートもよいのですが、
初期段階においては、そこまでしっかり調査しないでもよいと
思われる方も多いでしょう。
 
 
 
簡易市場調査を実施すれば、
初期の経営判断を行うに足りる市場情報を獲得することができます。
 
 
 
また現地コンタクトを持つ他のメリットとしては、
当該国に本格的に進出する際には
継続してコンサルタントとして使うことが出来るというものがあります。
 
 
 
これまでコンタクト先には市場調査を依頼しており、
仕事の質、進め方がわかっていますので
安心感があり、新たに現地コンサルタントを採用するよりリスクが低くなります。
 
 
 
長期的に見るとビジネスを拡大するためには、
最終的には「現地法人を設立する」事が必須となる段階は必ずやってきますが、
 
 
 
このやり方であれば、いきなり現地に法人を構え
現地で正社員を採用するというリスクをとることなく
比較的低リスクで初期段階の課題をクリアすることが可能となります。
 
 

 

実は、よく考えてみると、
みなさんも国内ビジネスでは同じ事をやっているのです。
 
 
 
新しい地域、業種に進出する際には
事前にその地域、業種に知見のある知り合いの伝手をあたり
専門家のセミナーを受けたり、
専門家からスポット的なコンサルティングを受けたりするはずです。
 
 
 
海外ビジネスにおいても基本的な考えは同じで、
状況が良く分からない時は、
その領域に詳しい人をどこかから引っ張ってくればよいわけですが
 
 
 

国内ビジネスとの違いは、その目利きが大変重要であるということです。
 
 
 
海外ビジネスでは同様のことを実施しようとしても、
情報の量、言葉の問題、商習慣の違いにより難易度が遙かに上がります。
 
 
 
この点は十分に注意して頂きたいと思います。

 
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-==-=-=-=
海外ビジネスにおける売上アップのためのヒント
海外展示会で成果を上げる方法
現場での最新のトラブル事例
すぐ使える英語商談のテクニック
などをお伝えしています。
【メルマガ登録】はこちらからご登録ください
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-==-=-=-=

PAGETOP