海外展示会でお客様が来訪されたときに最初にやるべきこと
カテゴリ：海外展示会
こんにちは。
海外展示会についてはこれまで何回か書いてきておりますが
本日は異文化コミュニケーションの視点で最初に何を話すべきか
ということについてお伝えします。
日本人がやりがちなのは、名刺を渡したり製品の説明を
始めることです。
時間がない展示会なので悪くはないのですが、
私は少し余裕をもっていわゆるスモールトーク（small talk)
から始めてみることをお勧めします。
スモールトークとは、本格的な話に入る前の
入る前の世間話のような位置づけです。
日本でもそうですが、初めて会った方とは、少し世間話をします。
その感覚に近いです。
そんな世間話などしている暇はない、
という方もいるかと思いますが
私は強くお勧めします。
というのは展示会での商談は、
非常に短時間で関係性を築く必要があるからです。
世間話は単なる時間つぶしではなく、
相手との関係性を築く大切なプロセスなのです。
では具体的にどのような世間話をすればいいでしょうか？
私のお勧めは、相手の服装なり鞄なり靴を褒めることです。
もしタイ人が伝統的なタイシルクでできた服を着ていたとしたら、
その服は素敵ですね、
あるいは「I like your shirt」
と一言添えるのです。
古今東西、褒められて悪い気がする人はおりません。
この一言で相手の関係性はグンと縮まります。
試してみてください。
ところで商談の最初には名刺を交換するのが
慣わしのように日本人は考えていますが、
国際商談の場では、最初に名刺を儀式のような交換するのは
日本人だけです。
名刺交換を最初にしてもおかしくはないですが、
世界の決まり事ではありません。
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