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中国人との会議はなぜいつもうまくいかないのか|海外マーケット開拓カンパニー山本利彦の【勝ち組コラム】

初めての方へ 海外進出の基本ステップ

社長コラム

中国人との会議はなぜいつもうまくいかないのか

カテゴリ:海外ビジネスのヒント 海外進出について

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本日の東京はとても良い天気です。
布団を干しましょう(笑)

 

本日は「異文化理解」の話題に戻します。

 

私は平均月に1日、2日ほど企業向け研修講師として登壇し
「異文化コミュニケーション」などを社員に教えています。

 

 

 

これまでも何度も申し上げておりますが、
海外ビジネスを行う上で、
「異文化理解」は意外にとても重要なスキルです。

 

 

 

異文化理解には様々な切り口がありますが、
例えば「スケジューリング(時間管理)」はそのひとつで、

 

 

 

取引先との時間感覚において、
面くらう場面を経験した方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

異文化理解の世界では、
時間管理を「直線的な時間」と「柔軟な時間」
という二軸でその違いを理解するとわかりやすいと言われております。

 

 

 

「直線的」とは
仕事、プロジェクトを連続的なものと捉え、
ひとつずつ仕事を終わらせるタイプです。

 

 

 

「柔軟」な文化をもつ国民は、
プロジェクトは流動的で柔軟性を持つものと考えます。

 

 

 

直線的な文化をもつ国には、
ドイツ、スイス、スウェーデン、日本、アメリカ、イギリス
などがあり、

 

 

 

柔軟な国は
サウジアラビア、インド、ナイジェリア、中国などです。

 

 

 

日本人と中国人が仕事を一緒にすると、
時間に関する感覚が正反対なので
お互いに面食らいます。

 

 

 

中国人は柔軟に対応するのに対し、
日本人はしっかり管理することを好みます。

 

 

 

例えば会議を開催する場合、
日本人は、事前に議題を決め、
その議題に沿って会議を進めることを好みますが、

 

 

 

中国人は、事前に議題を送っていても
それを読んで会議に参加する人は少なく
議題にないことをどんどん提案、議論します。

 

 

 

中国人は事前の計画は変更可能と考えるわけです。

 

 

 

また中国人は、アポなしで人に会いに行くことを
エチケット違反と思わないので、
我々日本人はスケジュールを柔軟に対応する必要があります。

 

 

 

さてこのような違いに対応するために、
我々は何をすればよいでしょうか?

 

 

 

これには、直線的な答えがないのが、正直なところです。
まず相手を知り、様々なスタイルを経験することから始め、

 

 

 

その違いに対応する忍耐力と柔軟性を鍛える、
そして場面に応じスタイルを切り替えるしかない
というのが、私が経験から得た対処法です。

 

 

 

(編集後記)

先日初対面の方とのスムーズな会話のしかたに関し
あるセミナーに出席しました。

 

そのなかで初対面では、特に絶対に避けるべき話題が3つありました。
それは「政治、宗教、性」に関する話題だそうです。
これは国際的な場面でも同じですね。

 

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商品・技術 海外大ヒット化コンサルタント
フォワード・インターナショナル株式会社
代表取締役 山本利彦

 

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