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失敗しない海外市場調査のやり方|海外マーケット開拓カンパニー山本利彦の【勝ち組コラム】

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社長コラム

失敗しない海外市場調査のやり方

カテゴリ:市場調査

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このところ市場調査の引き合いを頂くことが多くなりました。
海外ビジネスの経験が少ない企業様はもちろんのこと、

既に展開はある程度自力で行っているが
新しい市場に打って出たいという企業様からのお話もあります。

 

 

これは非常によい傾向と思っています。

 

なぜなら、これまで無手勝流あるいは日本流で海外市場に乗りだし
失敗した企業の例を多く見てきたからです。

 

事前に市場調査を行えば、
戦略の精度は増しますし、
なんといっても、わからないことが減りますから
安心感があります。

 

とはいえ、一定の深さまでは調査を行うほうがよいのですが
市場調査にばかり時間をかけても
成果は上がりませんので割り切りも必要です。

では、例えば「アジアである機械を販売したい」
というメーカーが調査をを行う場合、
どのように調べるのがよいのでしょうか?

 

まず海外市場調査は、
一般に国内で行うより高額になることを
知っておく必要があります。

 

 

 

海外に実際に出かけて
業界関係者にインタビューするような
フィールド調査を含む一次情報をメインにした調査の場合、
個別に調査員が出張する必要があります。

 

ある業界のキーパーソンを探り当て、
ミーティングのセッティングをするだけで
相当な工数がかかることは予想がつくと思います。

 

私の経験では、
このタイプの調査は1000万円を越える価格となります。

 

これだけの予算がない場合は、
専門用語でいう「デスクリサーチ」が有効です。

 

 

 

「デスクリサーチ」とは文字通りデスクで行う調査のことを指します。

 

デスクでインターネットで調査したり、
新聞、業界紙など関係文献を探しだし
調査をするやり方です。

 

 

 

そのやり方であれば、
グーグルを使って日本にいてもできる、
と思う方もいるかもしれませんが、
実はそう簡単ではありません。

 

日本に関する日本語情報であれば、
今の時代インターネットを使えば
かなり質のよい情報を得ることができますが、

 

 

 

海外市場の情報となるとそうはいきません。

 

 

 

なぜか?

 

 

まず現地の情報は
現地語で掲載される情報の方が圧倒的に多いので
現地語ができない日本人では手に負えません。

 

仮に英語で調査するにしても、
皆様も一度トライしてみればわかりますが
自分の業界のことでも海外市場の事を英語で調査するとなると
膨大な時間がかかります。

 

それはその国の土地勘がないからです。

 

新聞の情報ひとつとっても、
その新聞の質がわかりません。

 

雑誌記事に行き着いたとしても
その雑誌社の現地の評価などは全くわかりません。

 

例えば日本でいえば、
週間ダイヤモンドの記事であれば
一定の質は担保できると判断できますが、
SPAの記事であれば信憑性を疑うと思います。

 

このような判断は、
海外の雑誌について外国人である日本人にはできません。

 

ではどのように「デスクリサーチ」を実施するかですが、
当社の場合は、現地のリサーチ会社を使って行います。

 

現地の企業を使うと、
現地の生の情報も同時に得ることができます。

 

この「デスクリサーチ」結果と
展示会などで得た現地の生情報を
掛け合わせると大凡の骨格は明らかになります。

 

 

 

なにかを調べたり勉強する際には、
大きく三つのやり方があります。
① 自分で調べる(体験する)

 

② 人に聞く (人に調べてもらう)

 

③ 本を読む

 

の3つです。

 

上記の例でいうと、
①は例えば現地の展示会に行くことです。

 

費用がかかりますが、
当然情報の精度が高く自社にとって
より有効な情報が手に入ります。

②は調査会社を使って調べることに近いです。

 

③は日本語の本で様々な情報を学ぶということですね。

 

皆さんはどのように市場調査を行いますか?

 

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